経営方針等

経営方針

未来を創造する環境創造企業として

ダイセキグループは、地球環境の保全と持続可能な社会の構築を使命と考えております。「限られた資源を活かして使う『環境を通じ社会に貢献する環境創造企業』」をパーパスに掲げ、リサイクルを中心とした産業廃棄物中間処理を事業の核としながら、環境保全と資源循環を推進してまいりました。
ダイセキグループは、創業から半世紀を超える歴史の中で培ってきた「知恵と工夫と行動力」を活かし、変化する社会の要請に応え、事業活動を通じて新たな価値を創造しています。
現代社会が直面する気候変動や資源の有限性といった地球規模の課題に対し、ダイセキグループは「環境創造企業」としての責任を果たし、持続可能な未来の実現に貢献します。そのために、環境、社会、ガバナンスの各側面において、以下の通り取り組みを推進してまいります。
環境保全と資源循環の徹底: 事業活動を通じて環境負荷の最小化に努め、廃棄物を「資源として再生し、社会に還元する」ことで、サーキュラーエコノミー(循環型社会)の構築をリードします。最先端の技術と「オールダイセキ」(グループ内の連携と外部パートナーとのアライアンス)の総合力を結集し、温室効果ガス排出量の削減や資源の有効活用に貢献します。
社会との共生と人財育成: 「未来をつくる 人をつくる」というコアバリューのもと、従業員の健康と安全を最優先し、多様性を尊重する職場環境を整備します。社員一人ひとりが「家族に誇れる会社」と実感できる企業文化を醸成し、地域社会との信頼関係を深め、共生を通じて社会に貢献するとともに、持続可能な未来を担う人財の育成に注力します。
強固なガバナンスと透明性の高い経営: 透明性と健全性を追求し、コンプライアンスはもとより、高い倫理観に基づいた事業活動を徹底します。リスクマネジメント体制を強化し、積極的な情報開示を通じて、株主の皆様、取引先の皆様をはじめとする全てのステークホルダーからの信頼と期待に応える経営を目指します。

ダイセキグループは、これらの取り組みを通じて、社会から必要とされ続ける企業グループとして、長期的な企業価値の向上と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

経営戦略等

ダイセキグループは、産業廃棄物のリサイクルを中心とした産業廃棄物中間処理業を主体としております。わが国の産業廃棄物処理市場は、中小・零細企業の乱立する業界から、各種環境規制の強化と環境に関する社会的関心の高まりにより、適正で、なおかつリサイクル処理を主体とした企業に処理委託が集約化されていく動きになりつつあります。
ダイセキグループは、多様化・複雑化する産業廃棄物の適正処理・リサイクル化のニーズに対処するため、技術力の向上、新設備の導入による処理・リサイクル可能品目の拡大、並びに積極的な設備投資と営業展開によりシェア上昇を目指し、業容拡大を図ってまいります。2024年3月に広島事業所を開設したことにより7事業所体制が整いました。また、新たに北海道地区・東北地区において、新たな拠点の開発に注力してまいります。なお、北海道地区では、2024年9月に事業用地を取得いたしました。
ダイセキグループとしては、産業廃棄物中間処理のみにとどまらず、顧客の環境リスクに対するニーズに応えるため、特に子会社である株式会社ダイセキ環境ソリューションとの連携を密にし、土壌汚染調査・処理、環境分析、ゼロ・エミッション支援等の、企業の環境に対するトータル・プランナーとしての能力を高めることにより、グループとしての事業分野の拡大を図ってまいります。
株式会社ダイセキMCRにおいては、鉛のリサイクル業という従来ダイセキグループが持たなかった金属リサイクルを展開。 さらには、大型タンク清掃事業の大手であるシステム機工株式会社では、大型タンク以外の清掃事業にも注力をしております。今後も「環境」「リサイクル」をキーワードにM&A戦略やアライアンス戦略も積極的に展開してまいります。こうした施策により、ダイセキグループは「環境創造企業グループ」としてさらなる飛躍を目指してまいります。